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多くのトランスジェンダーがトイレ利用に苦労:米・調査


 昨年全米のトランスジェンダーの人々を対象に行われた調査の結果が公表され現在話題となっています。その中で、約4人に1人のトランスジェンダーの人々がトイレで差別的な発言や行為を受けた事がある事が明らかになりました。

トランスジェンダーにとってのトイレ利用は?

今回の調査はナショナルセンター・フォア・トランスジェンダー・イクオリティ(通称NCTE)により行われたもので、この調査を受けてトランスジェンダーの人々にはどのようなトイレの利用がふさわしいのかという議論が全米で更に熱くなりました。

NCTEは59%のトランスジェンダーの人々が過去の一年間、他の利用者と鉢合わせる事を恐れて公衆トイレの使用を避けてきたことを公表しました。

さらに、24%の人々は自らの性別と異なる方のトイレを利用した事があると回答し、また12%の人々が暴力や、性的な嫌がらせを受けた事があるという結果が出ています。

31%はトイレ利用を控える努力

さらに、今回の調査に協力した27,000人のトランスジェンダーの人々の中の9%がトイレの利用を断られた経験があると回答し、さらに31%はトイレの利用を減らすために飲食を控えていると回答したそうです。

NCTEは全米のトランスジェンダーの人々の生活の質について知るために今回の調査を行いました。

最近明らかになったアメリカ全土のトランスジェンダーの人々の総数と今回の結果を合わせて、トランスジェンダーの人々がより安全にトイレを使用する事ができるにはどうしたら良いかという事の解決策が早急に求められています。


出典:多くのトランスジェンダーがトイレ利用に苦労:米・調査 | Saras[サラス]