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肉体的には下り坂、精神的にも社会的立場が固まり、周りの目が気になる40男にとって、新たな挑戦をするのは簡単なことではない。秘めた夢を叶えるためのラストチャンスに挑んだ

女装姿を撮影…女装子ブームの今ならオッサンでも始められる!


 世間でじわじわと市民権を得始めている「女装子」。しかし、さすがに年齢的に老いが出始める40代は厳しいか……?

必要な道具や衣装もすべて準備されているため、思い立ったらすぐに挑戦できる(画像はイメージです)

必要な道具や衣装もすべて準備されているため、思い立ったらすぐに挑戦できる(画像はイメージです)

「前々から願望はあったんですけど、さすがに40歳手前のオッサンが周りにバレないようにメイク道具やカツラを揃えるのは難しかったですね……」と語るのは、SEの水谷貴志氏(仮名・39歳)。そんな秘めた夢を実現させるべく向かったのは東京・四谷にあるレンタルブティック「リーフスタイル」。同店で毎週金・土・日曜日に行われる「女装子デイ」はオッサンで予約が満員になっているというのだ。40男の女装初心者は何を押さえればいいのだろうか。

「メイクに関してはマスカラとアイシャドーを濃くして、男性特有のゴツゴツした顔立ちを和らげるのがポイントです。衣装を選ぶコツは、上半身はふんわりとしていて、下半身は少しタイトなものを着ること。脚が細長く見えるので、男性でもボディラインをうまくごまかせますよ」

 ということで、さっそく、アドバイスを生かして水谷氏に挑戦してもらった。

「初心者コースはプロのヘアメイクさんもついて、衣装代、店内でのデジカメ撮影のセットで1万円と、思ったよりリーズナブルでしたね。初めて女装した自分を鏡で見たら、思わず美しさに惚れました。予想以上に完成度が高かったですね」

 と、水谷氏あらためミズコさんもご満悦な様子。同店は本業が貸衣装屋のため、かなり大柄な男性でも女装可能。OL系からゴスロリ系まで、女装子たちの願望を叶えているそうだ。

「人に見られてどうこうというよりも、自分の変化にドキドキしました。ちょっと割高ですけど、次は映像を撮って“演技”にも挑戦したいですね。自分のなかの理想の女にどれだけ近づけるかの過程が面白そうです」

 もちろん、女装といえども若返るわけではない。

「中年男性は年相応の“熟女装子”に仕上げてくれるんですよ! ただ、骨格的には男のままなので、女性っぽくするなら、もう少しダイエットしたほうがいいかもしれないですね」

 秘めたる思いを叶えたミズコさん。夢が成就したことで、想像以上にハマってしまったようだ。

●衣装・メイクを含め初心者からでもハードルは低い

出典:40男の秘めた願望…「女装」に挑戦してみた | 日刊SPA!