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タグ:LGBT

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一緒によくデートした思い出の地、鎌倉から近い神奈川県葉山町で、佐藤潤さん(34歳)と内田直紀さん(27歳)は2月18日に結婚式を挙げた。

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ケーキ入刀する佐藤潤さん(左)と内田直紀さん(右)

潤さんと直紀さんは男性同士。性格はまるで反対だ。潤さんはよく話すムードメーカーで、直紀さんはのんびりした物静かな性格。結婚式でも、会場を盛り上げる潤さんの横で直紀さんがにこにこと笑っていた。

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潤さんと直紀さんは、SNSを通して2010年に出会った。連絡してきたのは直紀さん。「男性が好き」「自分はダメな人間だ」と伝えてきたという。メッセージをもらった潤さんは、直紀さんのことを「変わったやつだなあ」と思ったそうだ。

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スタッフが準備してくれた会場の装飾の中には、2人の写真が隠されていた

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SNSだけでつながっていたふたりが初めて直接会ったのは、2012年夏。潤さんから「東京で遊ぼう」と誘われ、地方に住んでいた直紀さんと埼玉県に住んでいた潤さんは、都内で会った。

直紀さんのことを「変わったやつ」と思っていた潤さんは、会って一目惚れしたという。出会った翌日、「よかったら付き合って欲しい」と交際を申し込んだ。

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結婚誓約書にサインするふたり

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指輪交換

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約4年間の遠距離交際を経て、潤さんと直紀さんは2016年3月から、埼玉県川口市で一緒に暮らし始めた。その時から、結婚したいと思い始めたという。

「結婚するなら、国の制度ではなく周りの人たちに認めてもらう結婚式を挙げたい」と思ったふたりは、参列者に結婚の証人になってもらう人前式を選んだ。

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フラワーシャワーで祝福されるふたり

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潤さんは、自分がゲイであることを周りにオープンにしている。ただ、自分の母には14年前にカミングアウトしたきり、その後2人の間でその話題が上ることは一切なかった。「知らないふりをしているのだろうか」そう思った潤さんは、結婚式に母を呼ぶかどうか迷った。

そんな潤さんの力になってくれたのが9歳離れた姉だ。姉から母に、結婚式を挙げることを話してもらい、その上で自分でも母宛に手紙を書き、結婚式に招待した。

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結婚式の話を聞いた時、母はどう思ったのだろう。14年前にカミングアウトされた時、母に驚きやショックはなかったそうだ。「あの子はこういう子だから」とあるがままの息子を受け入れた。

ただ、結婚式を挙げると聞いて、初めは複雑な気持ちだったという。しかし、息子の笑顔を見て心は変化した。「親としては息子の幸せが一番です。一人で生きていくのはかわいそうだと思っていました。だから、一緒に生きていく人がいて良かった。それがとても嬉しい」と目を潤ませながら語った。

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一方の直紀さんは、ゲイであることを周りに一切伝えていなかった。親友と数人の仲のいい友人に話したのは、結婚式の約1カ月前だ。打ち明けられた親友の豊永亮太さんは、その時の気持ちを「素直に嬉しかった」と話す。

豊永さんは、直紀さんと高校時代からの大親友だが、どこか自分には見えていない部分が、直紀さんにあると感じていたそうだ。カミングアウトされた時、「ああそうなんだ」と直紀さんの全てがようやく理解できたような気分だったという。

「直紀は口数が少ないから、打ち明けるのに勇気が必要だったと思う。話してくれて嬉しい、そして結婚おめでとうと心から祝福したいです」と語った。

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直紀さんの親友、豊永さんと自撮り

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祝福の言葉を贈る、大学時代の友人たち

潤さんと直紀さんは、自分たちの結婚を「リレー」だと考えている。僕らの結婚式を見て誰かが続いてくれたら嬉しい、「結婚」というバトンを次の人たちに渡したい、と願っている。

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海外では同性婚を認める国が増えてきた。潤さんたちも、ゆくゆくは日本でも同性婚が認められるようになると思っている。

しかし今、自分たちと同じ立場にいる人たちに「結婚制度が整っていないからといって諦めないで」「幸せになる方法は、自分たちで決められる」と伝えたかったというのも、ふたりが結婚式を挙げた理由のひとつだ。

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出席者からキスコールに、照れながら応じるふたり

心からふたりの結婚を祝福する家族や友人を前にして、潤さんは最後にこう語った。

「目の前にあるものが全てだと思うんです。それ以上でもそれ以下でもない。この目の前にある景色が答えかなと思う」

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直紀さんは潤さんの母に「これから、家族としてお願いします」と花束を手渡した。新しい家族の誕生を、結婚式場にいた全ての人が温かい拍手で祝福した。

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潤さんの母に、花束を渡す直紀さん

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将来は、同性を好きになって結婚するのが特別なことではなくなり、LGBTという言葉もない、ボーダレスな世の中になって欲しい、とふたりは願っている。

実際ふたりの結婚式では、出席者とスタッフが友人のように話したり、カメラマンと自撮りしたり、取材した私自身も巻き込まれて写真にうつったりと、立場や既存の形にとらわれないボーダレスな心と心の交流があった。

「性別などの垣根にとらわれず、結婚は好きな人とするもの」そんなメッセージを伝えてくれる結婚式だった。


出典:「幸せは自分たちで選べる」男性カップル、葉山でボーダレスな結婚式(画像)

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好きな人と結婚できず、一緒のお墓に入れない――。こうしたLGBTの人々の悩みに応えるべく、江戸川区の證大寺(しょうだいじ 浄土真宗)が動き出した。

證大寺は、2月9日に当事者と僧侶らによる座談会を開催。寺院は今後、LGBT問題にどのように向き合えばいいのか、当事者と僧侶の間で意見交換が行われた。

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「これまで『どうせ好きな人と一緒のお墓には入れない』と思っていました」

当日、20人ほどの当事者と十数人の僧侶・職員が證大寺の銀座道場に集まった。参加者たちは3つのグループに分かれてテーブルを囲み、お茶やお菓子を味わいながら議論を交わした。

座談会の冒頭、證大寺のスタッフからお墓の現状が説明された。やはり現状では、籍を入れていないと一緒のお墓に入るのは難しいという。
「全国に納骨堂を展開する大手企業に問い合わせたところやはり籍を入れていないとダメだということでした。霊園にも問い合わせてみましたが、こちらも難しいようです」

こうしたことの背景には、「お墓は家で継承していくもの」という伝統があるという。

證大寺では、入籍していないとお墓に一緒に入れないという現状を変えようと、お墓に入る2人の性別・国籍・宗派や間柄を一切問わない、新しいお墓「&(安堵)」を作った。デザインも特徴的で円柱形の墓石に2人の俗名、没年月日、行年を彫刻する。

LGBT研修などを行うレティビーの代表取締役、榎本悠里香さんは、
「これまで『どうせ好きな人と一緒のお墓には入れない』と思っていました。でもそれは思い込みだったんだと気が付かせてくれたのが證大寺です」

と、こうした新しい取り組みを歓迎しているようだ。

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参加者のゲイ男性からは「お寺には男女のカップルを想定した案内が多いのではないか」という意見が出された。

「例えば仏前結婚式の案内も男女のカップルを想定したものになっています。こうした案内をみると、『LGBTの僕たちも歓迎されている』とはとても思えません」
しかし本来、仏前結婚式は、誰に対しても開かれたものだという。僧侶の1人は、
「仏前結婚式には様々な方がいらっしゃいます。特別な事情がある方やもう年配だからと結婚式を挙げるのを躊躇されている方も仏様の前で契りを結ぶことができるのです。仏前結婚式はLGBTの方々だけではなく、あらゆる方に開かれているのだということを知っていただきたい」
と語っていた。また、社会の中でお寺にはお寺なりの役割があると指摘する参加者もいた。
「LGBTの当事者に対して、偏見を持っている人も少なくありません。特にご高齢の方には理解してもらえないことが多い。僕たち当事者が話をしようとしてもシャットアウトされてしまうことがあるんです。でもお坊さんからLGBTについて話をしてもらえれば、そういった人たちにも聞いてもらえるんじゃないでしょうか」

永代供養墓に同性同士の申し込みがあったのがきっかけ

證大寺がLGBT問題に取り組む背景には、「お寺も現代化していく必要がある」という思いがあるという。證大寺のスタッフは次のように語っていた。
「古い教えを忠実に守るだけでは不十分です。仏教が生まれた時代と現代では社会のあり方が違いますから、現代にお釈迦様がいらっしゃったらどうお考えになるのかが重要です。」
LGBTの人々への差別が社会問題化するなかで、お寺もこうした「新しい」問題に取り組んでいく必要があるということだろう。また、永代供養墓に友人同士で申し込む人がいたこともきっかけになったという。
「永代供養墓に同性のご友人同士で申し込む方もいらっしゃいました。そのときは気が付きませんでしたが、もしかしたらLGBTの方だったのかもしれません」

「仏教には男女の差別はありませんし、お寺は多様な方々に門戸を開いています」

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座談会終了後、證大寺の20世住職である井上城治さんは、「寺は様々な人に向け、門戸を開いているということをもっと知ってほしい」と語った。

「今回は当事者の方々の生の声を聞けてよかったです。『男らしく』『女らしく』ということに悩んでいる人がいらっしゃるということがよくわかりました」
現代には残念ながら、男女差別やLGBTへの差別が残っている。しかし本来は仏教の教えにそうした差別はない。
「仏教には男女の差別はありませんし、お寺は多様な方々に門戸を開いています。そのことをもっと知ってほしいと思います」

近年、ダイバーシティの重要性が謳われ、一部の企業や自治体ではLGBTへの差別が改善されつつある。しかし依然として、社会には偏見も残っており、寺院にはお墓などの問題もある。今後、こうした差別が解消に向かうことを願うばかりだ。


出典:ゲイやレズビアンでも恋人と一緒にお墓に入れる 證大寺がLGBTへの対応を本格化

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「多様な性受け止めたい」

 同性のパートナー同士で一緒の墓に入りたい--。昨年再興400年を迎えた東京都江戸川区の證大(しょうだい)寺が、こうした願いに応えていこうと性的少数者(LGBTなど)に寄り添う寺づくりを進めている。寺を挙げて僧侶のLGBT研修なども始めており、当事者から「寺院業界は体質が古いイメージがあるので、多様な性を受け止めようという取り組みはインパクトがあり、とても勇気づけられる」と期待の声が上がっている。

     證大寺ではこれまで、永代供養墓を除き非親族同士の埋葬を断ってきた。しかしここ数年、友人や内縁関係でも同じ墓に入りたいという希望が寄せられるようになってきた。

     「今まで断ってきた中にはLGBTの人たちもいたかもしれない」。井上城治住職(43)は、寺が新しい弔いの形に対応できていないと自覚し昨年10月、千葉、埼玉両県で運営する霊園の一角に、従来の制限を外した墓「&(安堵(あんど))」を整備した。「家」の墓ではなく、守っていく子孫がいないことも考えられるため、死後一定期間たつと永代供養墓に合葬する契約だ。

     こうした取り組みを通じて「寺は本来、だれもが集いやすい場でなくてはならない」(井上住職)との意識が僧侶や職員の間に広がり、LGBTの抱える課題に真摯(しんし)に向き合おうと決めた。

     1月末に開いた内部研修会には僧侶7人と職員11人が参加。講師は、企業のLGBT研修などを手掛ける「レティビー」(東京都千代田区)の榎本悠里香社長(27)が務めた。

     自身もレズビアンであることをオープンにして活動している榎本さんは、以前に結婚式場のスタッフから「同性婚を認めれば、動物や物とも結婚できるのかと、際限がなくなるのでは」と言われ傷付いた経験などを語った上で「LGBTといっても、どうしたいのかは一人一人異なる。その人が求めていることに寄り添った対応を」とアドバイスした。

     今月9日にも中高年のLGBT当事者数人を招き、僧侶らとの意見交換を行う予定だ。同寺広報担当の船井隆作さん(43)は「保守的な存在の寺が、全体でLGBT対応や意識改善に取り組むのは全国的に見て珍しいはず。老いや死を見据えたLGBTならではの『終活』相談にも応えられるよう学びたい」と話す。



    出典:東京の寺:同性パートナーも同じ墓に…新しい弔いの形を - 毎日新聞

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    昨年12月、バイセクシュアルを公言しているメイプル超合金・カズレーザーの出演する日本マクドナルドのキャンペーン動画での、「罰ゲーム」として嫌がる男性の頬にカズレーザーがキスをするシーンが、LGBTの人々にとって不適切な表現ではないかと疑問の声があがり、削除されました。

     今年に入ってから、アニメ「タッチ」の上杉達也役などで知られる声優・三ツ矢雄二がゲイをカミングアウト。

     LGBTへの理解は、個人にとっても企業や国にとっても、必要なリテラシーのひとつになりつつあるのが2017年現在といえるかもしれません。


     第1回第2回に引き続き、企業向けLGBT研修や、LGBTに関する情報を発信するウェブメディア「Letibee LIFE」、LGBT関連のマーケティング・リサーチサービスをする企業Letibeeの代表で、自身も性的マイノリティであるという榎本悠里香さんにお話を聞きました。

    榎本悠里香

    榎本悠里香さん

    「レズビアンだと確信が持てたことでふっきれましたね」



    ――榎本さんはいつから自分はLGBTに該当すると気付いたのでしょうか。

    榎本「きっかけは留学でした。それまで自分が何者かわからないということが辛かったのですが、確信が持てたことでふっきれましたね。自分は女の子が好きなんだ、しょうがない! と。

     ただ、ふっきれても人生の悩みはなくなりませんから。例えば親と、将来の私自身の子供の話をするときとか、どうしようかとも思うんです。でもそれはそれ、これはこれ。レズビアンでもストレートでも、持つ悩みは根本は大差ないと思います、みんなそれぞれ自分の人生これでいいのかとかは思ってるんじゃないかなと思うので。」

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    大学時代の榎本悠里香さん。留学したり海外旅行を楽しむ日々だった。

    ――いつからカミングアウトしはじめたのですか?

    榎本「21~22歳の頃ですね。それまで自分が何者かわからないまま生きてきていたんです。誰かの認定を受けるようなものでもないので、ようやく自分のセクシャリティが腑に落ちて、すっきりした後から周りに言い始めました。

     それに新卒で入社したのが弊社の出資元であるガイアックスなんですが、入社面接を受けたときに、その人それぞれのライフストーリーを聞かれました。セクシャリティな部分の話をしないと自分が何に影響を受けたかなどを語れなかったので、明かしたのですが、面接官は『あぁ、そうなんだ。で、次の面接なんだけど』というあっさりした反応でしたね(笑)。」

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    子供の頃の榎本悠里香さん

    ――カミングアウト前に、周りに噂されるようなことはありましたか。

    榎本「普段の会話でも『やめてよ、レズじゃないんだから』と聞くこともありました。噂をされるのが嫌だと思っていた一番の理由は、セクシャルマイノリティは恥ずかしい、あまりよくないものというイメージが実は自分の中にあったからだと思うのです。

     というのも、メディアによって培われた『レズ=禁断の』や『ホモやオカマ=罰ゲームの相手』というイメージによって、レズビアンであると言うことに対して、うしろめたさを感じていました。」

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    子供の頃の榎本悠里香さん

    ――でも相手は、「レズじゃないんだから」と無意識に発言しているんですよね。

    榎本「そうですね。だからこそオープンにすることで今まで通りに接してもらえなくなるかも……と思うこともありました。毅然としなければと思いつつも、怖い気持ちがありましたね。」

    ――周りに話すようになって、考え方に変化はありましたか。

    榎本「言い続けたほうが、自分自身の居心地がよかったですね。自然体で居れることがわかりました。今は昔抱いていたうしろめたさもなくなりました。」


    一橋大学のアウティング事件は衝撃だった



    ――一橋大学(※)の件は、かなり大きく報道されていましたが、どのように受け止められたのでしょうか。
    (※編集部注:一橋大学法科大学院3年に在籍していたA君は、同級生の男子学生B君に恋愛感情を抱き告白。その後B君は同級生10名でつくるLINEグループで、A君がゲイであることを暴露。それをきっかけにA君は心身に不調を来たし、2015年8月24日、校舎6階から転落し死亡。)

    OUT IN JAPAN

    日本のLGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティにスポットライトを当て、ポートレートを撮影するプロジェクト「OUT IN JAPAN」での榎本さん http://outinjapan.com/yurika-enomoto/

    榎本「2015年の東京は、4月の渋谷区の同性パートナーシップ証明書の発行が発表される条例の施行など、毎日のようにLGBTのポジティブなニュースなどが目に入る状態でした。地方に比べてLGBTへの理解が進んでいると言われている東京で、あの事件が起こったのは衝撃でしたね。」

    ――確かに「東京で」というのは意外でした。一橋大学の件は、アウティングに当たるんですよね?

    榎本「そうですね。もし当事者の彼に相談できる人がいたら。ばらすような人は願い下げだ、と言えるような他のコミュニティを持っていたら、事態が変わっていたのかなと思っています。」

    国や企業が変われば、世の中の空気はガラッと変わっていく



    ――榎本さんの会社Letibeeでは、LGBTの研修もされているんですね。

    榎本「セクシャルマイノリティの人に“まったく会ったことがない”のと、研修や、ワークショップを通じてでも“会ったことがある”のとでは、その後の関心度が変わってきます。」

    レインボーステッカー

    LGBTフレンドリーであることを示すステッカー、榎本さんの会社Letibeeが企業研修で配っている。

    ――どんなところから問い合わせがくるんですか?

    榎本「企業のダイバーシティ推進部などですね。話をきくと、『社内にLGBTの人は普通にいると思うし、お客さんにもいると思う。もしその方に差別するような対応をしないように、研修をしないといけない』という声もあります。

     中には、ゆくゆくマーケティングや商品開発に活かしたいと思ってる方からの問い合わせもあります。」

    ――商品開発やマーケティングも視野に入れているとは意外でした。

    榎本「マクドナルドで、ダンディ坂野さんとカズレーザーさんが出演して罰ゲームにキスをするというCMがありました。これは非難を浴びて1日でストップしたそうです。何が面白くて、何が面白くないのかは時代によってどんどん変わっていきますから、古い価値観のままでいることの危うさが分かる事例だと思います。

     同じマクドナルドでも台湾のCMでは、子供が紙コップに『僕は男性が好き』とゲイを告白し、父が『それでいい』と受け入れるCMを流しています。」



    ――同じ企業でも国によってだいぶ違いますね。

    榎本「LGBTの知識、理解がないことで企業にとってリスクがあると知っておいた方がいいと思います。」

    ――欧米はキリスト教文化によるタブーとして同性愛差別がありますが、日本の場合、厳然としたものではなく、あいまいでぼわっとしているのではないでしょうか。

    榎本「国ではなくて都市部の話になってしまうのですが、パリに住んでいた知り合いのレズビアンの友人は、日本は寛容とも何とも言えない雰囲気だと言っていました。

     パリでは同性の人と人前で手をつないだり、キスしたりするのも、「当たり前」だったから抵抗なかったけど、それと同時によく誰かが心無い野次を飛ばしてきていたそうです。ヘイトと許容がまじりあっているんですね。

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    榎本悠里香さん

     でも東京で同じことをしても、気持ち悪いと思っている人がいてもほとんどの人は見てみぬふり、見なかったことにするって言ってました。」

    ――確かにそうかも。

    榎本「ただ文化的には日本人は新しい行事など、取り入れるのがうまいほうだと思うので、どうやってその空気を作っていくかだと思います。国や企業が変われば、世の中の空気はガラッと変わっていくと思うんです。」

    出典:カズレーザーのCMで炎上したマクドナルド…LGBTの現在を当事者が語る | 女子SPA!

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    2017年の韓国大統領選への立候補を目指している潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が、キリスト教指導者たちと面会して性的少数者(LGBT)の人権について意見を述べたが、わかりにくい話だった。

    ノーカットニュースによると、潘氏は1月24日、「韓国キリスト教協議会」「韓国キリスト教総連合会」「韓国教会連合」の、プロテスタントで政治的にはそれぞれ保守系、リベラル系を代表する3つのキリスト教団体を訪問し、宗教界の支持を訴えた。

    ニューシズはそのうち、「韓国キリスト教協議会」総務のキム・ヨンジュ牧師との会談で、潘氏がLGBTについて以下のように明らかにしたと報じた。

    「国連憲章や万国人権宣言を見れば、宗教、人種、性別、年齢、職業、貴賎を問わず、すべての人は平等の権利を有する」「少数性を持つ人が世の中にはかなりおり、人間として差別しろなどと言ってはだめだ」「私が強調したいのは、差別してはならない。政治、経済、社会的な地位で差別してはならないと主張したのであり、そのようなレベルで会合にも行った」「それはLGBTをそうしろというのではない。人間として当然に享受すべき権利を享受すべきだということだ」(1月24日)

    しかし、他の報道を見ると、少し語感と意味が違う。聯合ニュースは、潘氏が「そのような会合にも行き、そうしろと勧めたのではなく、人間として当然享受すべき権利は損なわれてはならないと言ったものだ」と述べたと伝えた。プレシアンはこれに対して以下のように批判した。

    「そうしろと勧めたのではない」という言葉を、先に例に挙げた「人種」「年齢」「職業」などに当てはめてみると、「黒人であることを勧めないが、黒人を差別してはならない」「年老いることを勧めないが、高齢者を差別してはならない」「清掃の仕事を勧めないが、清掃労働者を差別してはならない」と、つじつまが合わなくなる。(1月24日)

    特に潘氏側が出したプレスリリースには、より明確に書かれている。プレシアンによると、潘氏側は24日午後、潘氏の正確な発言内容は「私がLGBTを支持するということではなく、彼らの人権、人格が差別されてはいけないという意味であり、差別を受けないよう、様々な政策について支持したものである。私が積極的に『あなたたちもそうしなさい』という行為を推奨するものではない」と明らかにした。

    プレスリリースに「LGBTを支持するということではなく」と直接的な表現が入ったのは、自分の発言とは別に、公式な立場を整理しようとする意図と思われる。

    ■国連事務総長時代は権利擁護に積極的

    このような発言は、潘氏が韓国に帰国前の言葉とは明確に異なり、そもそも一体何の話なのか分からない。国連事務総長時代、潘氏はほぼ任期全般を通して、LGBTの人権擁護に尽くしてきたことで知られる。

    潘氏は2014年、同性婚をした国連職員全員を結婚と同じ待遇にすると明らかにし、2010年から少なくとも9回以上(国連資料を参照)LGBTの人権を支持する公開演説をしたことがあり、LGBTの人権を巡ってロシアと正面から対抗した唯一の事務総長であり、アメリカの同性愛者団体「ハーヴェイ・ミルク財団」からLGBTの権利のため尽力した功績で、ハーヴェイ・ミルクのメダルを授与された

    代表的な演説の一つが、2012年3月7日の国連人権理事会での演説だ。ハフィントンポストUS版は当時「歴史的な演説」と評価した。

    レズビアン、ゲイ、両性愛者、トランスジェンダーについてお話しします。あなたたちは一人ではありません。暴力と差別を終わらせるための闘いは、私たちと共にする闘いです。あなたたちへの攻撃はすべて、国連や私が守り支持してきた普遍的な価値への攻撃です。今日、私はあなたたちを支持します。そしてすべての国と人々に、ともに立ち上がることを呼びかけます。

    ■保守的な宗教票を意識か

    しかし、帰国1カ月前の2016年12月12日、潘氏の45年来の知人、イム・ドッキュ元国会議員はTV朝鮮に出演し、潘氏が電話で「自分は同性愛支持者ではない」と自ら釈明したことを明らかにした。イム氏は「国連の立場では万民が平等だが、そういった概念で同性愛を支持して称賛することは全くない、そのようなことを言われた」と発言した。

    潘氏の今回の発言は、1000万人ともいわれるプロテスタント信者票の行方を左右する宗教界の重鎮の前で、LGBTの人権を望み通り切り捨てたと解釈できる。

    ちなみに宗教界の代表は潘氏の態度に非常に満足したようだ。プレシアンによると、潘氏の話を聞いたキム・ヨンジュ牧師は「差別されてはならないという面に完全に同感し、それは信仰の信念とは関係なく、人間愛についての見方を変えなければならない」と答えたという。

    一方、大統領選への立候補を表明している野党第一党「共に民主党」の安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事はインターネット放送で、潘氏の態度やキリスト教界を批判した。

    「宗教的な教義であれ理念でもあれ、すべて常識的に…私たちが現実的にそうした人々に対して…後ろ指を指す権利は誰にもありません。宗教や理念や国家やそのどんな論理でも、一人の人間が持つそれぞれのアイデンティティと、その個性を切り捨てたりする権利はありません」



    出典:潘基文氏「LGBTを支持しない」宗教票目当てに豹変か 国連時代は積極的だったのに...

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     昨年末の成宮寛貴の薬物疑惑報道とそれに続く引退発表では、『成宮ゲイ報道引退』(12月10日スポニチ見出し)とされました。ここに来て、すでに市民権を得ていると思われていたLGBTが、いまだにゴシップ扱いされているニッポン。

     その一方で、大人気のマツコ・デラックスをはじめ“おネエタレント”とされる人々はテレビ番組に引っ張りだこです。この奇妙な状況をどう見ればよいのでしょうか。

    成宮寛貴

    WA OH!~自遊美presents TOPCOAT LIVE2008 OFFICIAL BOOK〜 (ワニムックシリーズ 110)

     前回に引き続き、企業向けLGBT研修や、LGBTに関する情報を発信するウェブメディア「Letibee LIFE」、LGBT関連のマーケティング・リサーチサービスをする企業Letibeeの代表で、自身も性的マイノリティであるという榎本悠里香さんにお話を聞きました。

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    榎本悠里香さん(株式会社Letibee 代表取締役)

    LGBTのドキュメンタリーで「小指を立てて」と演出



    ――成宮さんの件ではセクシャリティについて「この仕事をする上で人には絶対知られたくない」と書いていましたが、日本の芸能界ではカミングアウトする人は少ないですよね。

    榎本「そうですね。成宮さんの件のときのように、セクシャリティを当然のようにネガティブなスキャンダル扱いするうちは出さない方がいいと思っている人、出さないようにさせる人が多いのも理解できます。」

    成宮FAX――日本のテレビでは、ゲイにはマツコ・デラックスさん達のようなオネエ的なイメージが強いです。

    榎本「ゲイとオネエは違うんですけどね。オネエは『誇張された女性語を話す男性』というイメージで、オネエはゲイであることが多いですが、すべてのゲイがオネエではないです。

    マツコ・デラックス

    マツコ・デラックス 「SWITCH Vol.34 No.5」スイッチパブリッシング

     バラエティ番組などでは、制作側から『オネエっぽく』というオーダーをされることもあります。そういう風潮だからこそ、カミングアウトすることで、仕事へ支障をきたすなど、なおさらカミングアウトしづらい状況なんだと思います。」

    ――実際に、そういったケースにあったことはありますか。

    榎本「あります(笑)。日本のLGBTについてのドキュメンタリー番組を撮るかもしれないので話を聞かせてほしいということで、弊社の外山(※)とミーティングに行きました。その時に言われたのが『見た目ではわからないんですね』『話し方でもわからないんですね』。」
    ※Letibee取締役 外山雄太氏。ゲイであることをカミングアウトしている。

    榎本悠里香さんと 外山雄太さん

    榎本悠里香さんと 外山雄太さん(Letibee取締役)

    ――え! その人たちは何を求めてるんでしょうか。

    榎本「視聴者が番組を見たときに、ぱっと見で、何をテーマにしたドキュメンタリー番組なのかわからないので、外山は『小指を立てたり、仕草を女っぽい感じにしたりできますか?』と言われていました(笑)。」

    ――それは、真顔でですか?

    榎本「真顔ですね。」

    ――そういう人がいるんですねえ。

    榎本「ゲイ=オネエだと思っているんです。間違ったステレオタイプを正しいと思っているんです。」

    ――榎本さんは何か言われたんですか? 小指立てて的な。

    榎本「レズビアンに関しては、その特徴の一部を切り取ってバラエティなどでネタにするというほどの強烈な特徴がなかなかなかったりするので、社会に浸透しているステレオタイプというのはまだないんじゃないかと思います。」

    ――過剰な美人とかタカラヅカみたいなイメージなのかもしれませんね。

    カミングアウトとは秘密を打ち明けるだけではなく、LGBTとして生きていくこと



    “ゲイ=オネエ”という思い込みやレッテルが広く浸透し、いわば「ずれた形で市民権を得ている」のが日本の現状のようです。その辺について、さらに詳しく聞いてみました。

    榎本悠里香さん

    榎本悠里香さん

    ――先日、Letibee LIFEで、日本語と英語ではカミングアウトの意味が違う、という記事を書かれていたのを読みました。それってどういうことでしょうか。

    榎本「ジャーナリストの北丸雄二さんの記事ですね。日本ではカミングアウトは『秘密を暴露する』『秘密を打ち明ける』と一般的に捉えられています。しかし英語で、カミングアウトとは、たとえば、『ゲイだ』と言うことだけを指すのではなく、『ゲイである自分を受け入れ、自分のありたい状態で生きること』と捉えていいと思います。


     カミングアウトはもともとComing out of the closet(※)という言葉から来ていて、自分がどんな人間なのか、生き方をするのか、価値観を持っているのかと言うのを出して生きていくことだと北丸さんは言っていて、私も自分自身、カミングアウトオブクローゼットに近い感覚ですね。」
    ※「押し入れから出てくる」つまり、(真の自分を押し込んでいた)クローゼットの中から出て真の姿を開放することの比喩。

    レインボーアイコン

    レインボーフラッグはLGBTの尊厳と社会運動のシンボル。アメリカ全州で同性婚が認められた時Facebookではレインボーアイコンにする人が多数

    ――今回、成宮さんの件では「アウティング」という言葉がよく聞かれましたが、榎本さんは前回「成宮さんの件はアウティングと言うことには抵抗があります。」とおっしゃっていました。それではアウティングとはどういうものなのでしょうか。

    榎本「当事者本人の許可なく、本人の性的指向や性自認の秘密を周りの人に言ってしまうことを“アウティング”と言います。

     例えば職場の場合、当事者が信頼のおける上司に打ち明けるとします。その後、本人に確認をとらずに、上司が冗談でも他の人に対して『この子、レズビアンだから』と言ったり、『あの子はレズらしいよ』と噂を広めたりしたら、アウティングをしたことになります。」

    東京レインボープライド

    「東京レインボープライド」では性的マイノリティ当事者とその支援者が一堂に会するパレード・フェスタを開催。昨年は7万人以上を動員。公式サイトより http://tokyorainbowpride.com/

    ――アウティングとカミングアウトは違うものなんですね。アウティングされたときのダメージは人それぞれだとは思いますが、具体的な事例などありますか。

    榎本「2016年6月に社員が職場を提訴した、愛知県にあるヤクルトの工場での事例(※)が挙げられるかと思います。

     これは極端な例ですが、ゲイという噂が広まって、会社に居づらくなったり、会話がしづらくなって離職したり、メンタルヘルスが参ってしまうケースはあると思います。うわさが流れてしまうだけで精神面としてはダメージがあると思います。」

    ※トランスジェンダーの会社員が、職場でカミングアウトを不当に強制されて精神的苦痛を受け、うつ病を発症したとして、勤務先の愛知ヤクルト工場に損害賠償を求める訴訟を起こした。

     訴状によると、社員が性同一性障害の診断書を提出し、職場では男性名のままで働きたいこと、ただ更衣室は男性用を使わなくて済むように上司に相談。しかし結果、会社は掲示物や名札を女性名に変え、朝礼で3回、本人にその旨を全社員の前で言わせた。



    もしカミングアウトされたら…「無理にクールに振る舞うことはないです」



    ――会社員生活をしていると、本人の興味に関係なく噂に接してしまうことがありますよね。そういった時はどう対応したらいいのでしょうか。

    榎本「その噂が広める価値があるのかを考えてみてほしいですよね。自分がその情報に触れたとき、嫌悪感を抱くのか、ゴシップと感じるのか。なぜそう思うのかを、一度立ち止まって考えてみてほしいです。

    榎本悠里香さん

    榎本悠里香さん

     嫌悪感を抱く理由としては、LGBTについて知識がないこともあります。知識がつけば、噂のネタにするものじゃないと気付くのではないでしょうか。また誰かに言ったあと、当事者本人がどんな思いをする可能性があるかを考えてみてください。」

    ――では、何も言わないでおく、というのがいいのでしょうか。

    榎本「噂を聞いたら『黙っておく』『触れずにいる』のではなく、言われてもし衝撃を受けたのなら、なぜそう感じたのか考えてみてほしいです。LGBTについて知らなかったら調べる、もし可能ならば本人に話をしてみるなどをして、自分と向き合う方向に動いてみたほうがいいと思います。」

    ――自分の価値観を考え直す機会なんですね。

    榎本「人には誰しも“無意識の偏見”があります。自分では正しいと思っていても、そうじゃないものが世の中にはあります。そういった“無意識の偏見”を持っていないか、自分を振り返るいい機会なんです。」

    ――もし、知人にカミングアウトされたらどのように振る舞えばいいのでしょうか。

    榎本「無理にクールに振る舞うことはないと思います。驚いてもいいですしね。ただ、LGBTについて知らなかったのなら知るいい機会と思ってほしいですね。それに素直に本人に聞いてみるのもいいと思いますし。知ろうとする姿勢が大事かと思います。

     他の誰にも言っていない状態でカミングアウトされるということは、信頼されているということ。LGBTについてわからなかったとしても、一緒に考えようという立場をとることでスムーズにいくと思いますね。」

    ――愛知県のヤクルトのケースだと一緒に考えようとしなかったんですね、きっと。

    榎本「セクシャリティ=性に関わることというイメージがあるので、職場の人と話しにくいというのはあるかもしれません。たしかに性の部分もありますが、人としてどう生きるかという話なんです。もっと職場でも話し合える環境になればいいですね。」


    出典:成宮を“ゲイ”と騒ぐ一方でマツコは大人気…LGBTへの奇妙な視線 | 女子SPA!

    キャプチャ




    世の中には男女の性があります。けれども、そのどちらかにも属さない人たち、それから見た目と反対の人たちも存在します。
    今日は“子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方”の著者の立石美津子がお話します。


    LGBTの原因って?
    source:https://www.shutterstock.com/
    LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー/トランスセクシュア(心と身体の性の不一致)の頭文字を取ったものです。
    LGBTに該当する人は、13人に1人と言われています。小学校で考えると、1クラスに約3人いる計算です。
    男の子でままごとに興味を持ったりピンクや赤が好きな子はいます。女の子で恐竜やミニカーや電車好きな子もいます。だからといって、LGBTであるわけではありません。
    けれども、その中に生まれつき心と身体の性が一致しない“セクシャル・マイノリティー(性的少数者)の子どもがいます。これは育て方や躾の問題ではなく、最初から男子なのに脳が女子、身体が女子で脳が男子、なのです。
    ですからママが「自分の育て方が悪かったんじゃないだろうか」と悲観的になり、自分を責める必要はありません。また、「そのうちに普通になるだろう」と思ってもいけません。
    差はあるものの、小学校入学前に大半の子どもが性的違和感を感じ、自覚し親も気づき始めます。

    “あるがままの姿”を認めなかったらどうなる?

    source:https://www.shutterstock.com/
    “男の子として”または“女の子として”の枠組みで育てられ、自分の好みを主張したり、自分のしたいこと禁止されて育った子どもは、だんだんと自らの気持ちを押し殺し隠すようになります。
    幼い頃、自分が好きな女の子の遊び、あるいは男の子の遊びに興じていた子も、周りが嫌な顔をしている様子がわかってくると、やがて「変な目で見られたくない」「親に申し訳ない」と思い、自身のことを恥ずかしい存在とみなし、自己否定するようになります。
    小学校に入学すると、男女別に行動することも多くなり更衣室、トイレも異なります。これらが原因で不登校になる子どもも出てきます。
    やがて、思春期を迎え第二次性徴が訪れて髭がはえたり、生理がきたり、胸が膨らんだりするといった身体的特徴が明確に出てくると、これでまた深く悩むようになってしまいます。その段階でも苦しい胸の内を誰にも打ち明けられないままでいます。
    人間には多様な性があります。しかし、“男”か“女”という2つの枠組みしかないため、その枠組に合わない少数派の子ども達は苦しむことになります。
    親は応援団長に
    親はわが子を1人の人間としてその特性を認めてやる“応援団長”になることが、最も大切なのではないでしょうか。
    ただでさえ「女のくせに」「男のくせに」と苛められやすい環境で幼稚園生活、学校生活を送るわけです。せめて家庭では子どもにとって居心地のよい環境を作ってあげましょう。
    そして、更に一歩進んで家族以外にも子どものことを理解してくれる“応援団”を作り、居場所を確保するために保育園、幼稚園、小学校側の対応を工夫してもらいましょう。
    例えばクラスメイトにカミングアウトし、保護者会でもママ友たちに説明しましょう。服装だけでなく呼び方も女の子でも“君付け”で呼んであげたり、更衣室やトイレを変えてやるなどの配慮です。

    なかなか受け入れがたいことかもしれませんが、子どものためにママが努力してみませんか? 子どもを変えようとしないで、親が変わってみませんか?



    出典:もしあなたの子どもが性的少数派「LGBT」だったらどうする? - Ameba News [アメーバニュース]

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